2013年3月17日日曜日

特別な一日


いつもよりほんの少し早起きをして世田谷の花き市場へ向った

砧公園にて
前方の梅林を抜けると市場だ
僕はいつも公園の遊歩道を通らず、真っ直ぐ市場へと歩く

世田谷花き 仲卸

千島瞳円さんと市場にて待ち合わせる。
この市場へは6年程通ったのだろうか、まずはもう訪れる事はないと思うと懐かしい憶いが心を過る。

とりあえず貯まったポイント、3000ポイントを使った。
以前にも使ったので、なんだかんだで6000ポイント、60万円もこの市場で
お花を買った事になる。もちろん、その殆どは一門で活けた。

そう考えると、これはこれですごい事だと思った。
お花を60万円買う人はあまりいない。花屋さんは別ですが、としみじみ思った。




今日は許状の授与をする。
心地好い緊張感がある。ほんの少し早起きをしたのはこのためなのだろう。


新田瞳佑は中伝の教程を終了し皆伝の教程となる。
細部にまで気を配りバランスも良く凛とした花を活けるようになった。
根元の締まり方が完成されている。これは大切な事だ。命の力強さの表現でもある。 




杉原瞳和を号し初伝を授与する。
自由で大胆な発想の花を活ける。お稽古ではいつも大きく花を活ける。
この半年あまりの上達ぶりは目を見張るものがあった。バランス感覚が良くなった。
ゆっくりコツコツと前へと進んできた。




熊田瞳麻を号し初伝を授与する。
実に素直な花を活ける。いけ花はその人の人柄が見事に反映される。
花に限らず習う者に大切な心得は「素直」だ。
自由花ではいつも可愛い花を活け、とてもアイデアが豊かだ。瞳麻は可愛い号だ。




森谷瞳令を号し初伝を授与する。
仕事の都合で出席出来ず、許状は次回研究会の時に授与する。
枝の長さ高さ角度、花の高さ向き等に優れた感覚を持っている。
センスがそもそもとても良く、繊細に花を活ける。




千島瞳円は3年のお休みの後、今年初めに復帰した二番弟子だ。
3回もお稽古をすれば以前の感覚を取り戻す。常に新しい活け方にチャレンジする姿勢がある。
今日は娘の莉乃ちゃんと一緒だ。莉乃ちゃんには教室に来たご褒美に莉乃と云う雅号を授与した。みなに受ける!


許状を授与し雅号を得る事は絆を結ぶと云う事だ。
この世には種々の人間関係が存在するが師弟関係と云うものは生涯の関係でもある。



お稽古、許状式の後、桜の咲き始めた上野公園内にある韻松亭へ

天神様の桜は満開、韻松亭は創業明治8年


とても楽しいひと時、ほんの少し特別な一日でした。
みなさんありがとう
これからも楽しくお花を愛でましょう

瞳生




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